ベータブロッカーの代替療法
ベータブロッカーは心不全や高血圧、狭心症、不整脈の治療に広く用いられますが、患者によっては副作用が強く出たり、喘息などで使用できないケースがあります。そんなときに医師が提案するのが、ベータブロッカーの代替となる自然療法です。以下では、リラックス効果で交感神経の過剰な刺激を抑え、血圧や心拍数を安定させるとされる代表的な代替品をご紹介します。
パッションフラワー(Passionflower)
ハーブのパッションフラワーは鎮静作用があり、副作用がほとんどありません。健康食品店でチンキ、リキッドエキス、ティー、カプセルなどが手に入ります。研究では、γ-アミノ酪酸(GABA)の濃度を高め、脳の興奮を抑えて不安感を軽減することが示唆されています。
- 乾燥パッションフラワー大さじ1を沸騰した湯1カップに入れ、10分間抽出します。
- こし器で濾し、1日3~4回飲みます。
カモミールティー(Chamomile Tea)
カモミールは古くからリラックス効果で知られ、血圧をやさしくコントロールします。乾燥カモミールの花頭を購入し、沸騰した湯に10分間浸すだけで飲めます。
- 1日1カップ程度を目安に摂取してください。
- 眠気を誘うことがあるため、運転前や重要な作業前の摂取は控えましょう。
- 血液凝固抑制薬を服用中の方や妊娠中の方は摂取を避けてください。
ニンニク(Garlic)
ニンニクは血圧降下作用が期待できる食材で、粉末、エキス、ジュース、生のまま、シロップ、チンキなど様々な形で摂取できます。
- 血圧を下げる目的で日常的に取り入れる場合は、医師や栄養士に適切な量を相談してください。
- 糖尿病薬と併用すると血糖値が下がりすぎる恐れがあるため、糖尿病患者は注意が必要です。
- 抗凝固薬を使用中の方は出血リスクが高まる可能性があるため、必ず医師に相談してください。
- 胃部刺激や膨満感が出ることがあります。
代替療法はあくまで補助的な手段です。ベータブロッカーの中止や変更を検討する際は、必ず担当医と相談し、安全なプランを立てましょう。
