歴史
米国農務省によると、滑りやすいエルム(ウルムス・フルバ)は北米東部が原産の樹木で、ケベック州ではレッドエルム、フランス語で「オーム・ルージュ」とも呼ばれます。先住民は何世紀にもわたり、様々な症状の自然療法として利用してきました。
重要性
外用として使用するエルム軟膏は、火傷や切り傷、炎症、膿瘍などの皮膚トラブルに効果があります。一方、樹皮の内側を乾燥させた粉末は内部摂取され、GERD(逆流性食道炎)や胃酸逆流、喉の痛み、下痢といった胃腸症状の緩和に利用されます。
作用機序
科学的根拠は限定的ですが、滑りやすいエルムにはムシレージと抗酸化物質が含まれます。ムシレージは水と混ざるとゲル状になり、喉や胃、腸の炎症した粘膜をコーティングして痛みを和らげます。抗酸化成分は腸の不調や下痢を鎮める働きがあります。
製品形態
タブレット、カプセル、ロゼンジ(のど飴)として市販されているほか、粉末状で水に溶かして飲むこともできます。湿布(パウチ)を作る場合は、やや粗めの粉末が適しています。
使用上の注意
長年の使用実績があり副作用は少ないとされていますが、他の薬剤との相互作用がある可能性があります。使用前に医師に相談してください。また、妊娠中の女性は外皮に含まれる成分が流産リスクを高める恐れがあるため、摂取を控えるべきです。
