胆石の自然療法と家庭でできる対策

胆嚢は肝臓で作られる胆汁を貯蔵し、脂肪の消化を助けるために腸へ分泌します。胆管と呼ばれる細い管が胆嚢と肝臓・小腸をつなぎ、胆汁を運びます。胆石はコレステロールまたはカルシウム塩の硬い沈殿物で、胆管を塞いでしまいます。女性に多く、加齢や肥満もリスク要因です。症状が出ない人もいれば、激しい痛みを伴う胆石発作を起こす人もいます。

ハーブ療法

ハーブや薬剤は「治療域(therapeutic range)」と呼ばれる、最小有効量から安全上限までの範囲で用量が決められます。ハーブは一般に毒性が低く、過剰摂取による重篤な副作用はまれですが、推奨量を守ることが重要です。

胆石に対するハーブ療法は大きく分けて2つあります。

  • 急性発作時に症状を和らげるためのハーブ
  • 胆嚢の刺激を抑え、石の形成を予防するために日常的に用いるハーブ

急性発作時に使用するハーブ

  • ペパーミント:胆管の痙攣を緩和。1回200 mgを1日3回服用。
  • トウガラシ(天胡瓜藤)貼り薬:同様に痙攣と痛みを和らげる。温水でハーブを練り、布に包んで皮膚に貼付。中医薬局や漢方店で「天和骨痛」などの名前で購入可能。必要に応じて使用。

日常的に摂取すべきハーブ・サプリメント(急性発作時は使用しない)

  • アルファルファ錠剤:肝臓を浄化し、必要なビタミン・ミネラルを供給。1,000 mgを温水で1日2回。
  • ボルド茶:胆汁分泌を促進し、小さな胆石を胆管から排出。1日3回、1杯飲む。
  • ゲンチアナビター(苦味成分):食欲抑制と胆汁分泌促進。製品ラベルの指示に従って服用。
  • エンテロコーカ(セラチン)酢:胆汁分泌を刺激し、痙攣を緩和。チンキを15〜30滴、1/4カップの水に混ぜて1日3回。
  • ミルクシスル:胆汁中のコレステロール量を減少。1日600 mgを摂取。
  • 大豆レシチン:肝臓でのコレステロール合成を抑制。カプセル2,000 mgを毎日。
  • ウコン(ターメリック):コレステロール結晶の形成を阻害。125 mgを1日3回。

その他の注意点

便秘は胆石の形成を促進します。便通を改善することでリスクを下げましょう。また、急激な体重減少や極端な低カロリーダイエットも胆石のリスクを高めます。1986年に『Annals of Allergy』に掲載された研究では、食物アレルギーが胆嚢刺激の原因になることが示され、問題のある食品を除去すると胆嚢痛が完全に消失したと報告されています。

代替レメディ - 関連記事