ユーカリオイルの効能と利用法

ユーカリの治療に利用されるのは、葉から蒸留したエッセンシャルオイルです。ユーカリ属は300種以上あり、主にオーストラリアやタスマニア原産です。そのうち、産業や医療で実際に利用されているのはごく一部の種です。

芳香性

特定のユーカリ種は独特の香りを放ちます。E. citriodora(シトリオドラ)はレモンのような香りで、香水の原料として利用されます。E. dives(ダイブス)やE. radiata(ラディアタ)はペパーミントのような香りのオイルを放出します。

収れん作用

ユーカリ油には収れん作用があり、炎症や創傷のケアに役立ちます。また、ユーカリの樹木自体も湿気を吸収するため、マラリアが流行する地域に植えられ、蚊の繁殖場所となる水分を減少させます。

去痰・鼻閉解消

市販の咳止めや風邪薬にユーカリ油が配合されているのは、去痰作用と鼻閉解消効果があるためです。ユーカリと他のエッセンシャルオイルを配合した軟膏も同様の目的で使用されます。

抗菌作用

リステリンのマウスウォッシュは、ユーカリ油をメントール、メチルサリチル酸エステル、チモールと組み合わせ、歯垢や歯肉炎の抑制に役立てています。また、獣医師は寄生虫性皮膚感染症の治療にユーカリ油を外用します。

血行促進作用(紅斑剤)

ユーカリは血行促進作用(紅斑剤)を持ち、皮膚に塗布すると血流が増加します。過剰に使用すると水ぶくれを起こすことがありますが、リウマチ性の疼痛緩和にも有効です。

産業利用

産業用のユーカリ油は主にテルペンを含みます。このテルペンは鉱業におけるフローテーション工程(鉱物と不純物を疎水性で分離する技術)で利用されています。

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