赤酵母ライスがもたらす心血管への効果

米に赤酵母を発酵させて作られる赤酵母ライスは、数百年にわたってアジアの伝統医学で使用されてきた自然製品です。2007年の米国心臓協会(AHA)報告によると、冠動脈性心疾患は米国の主要な死因です。スタチン薬に副作用で悩む人々にとって、赤酵母ライスは有望な代替手段とされています。

「悪玉」コレステロール(LDL)を低減

ペンシルベニア大学とトーマス・ジェファーソン大学の研究者が24週間実施した臨床試験では、赤酵母ライスを投与された被験者のLDLおよび総コレステロール値がプラセボ群に比べて有意に低下しました。LDLは動脈壁にプラークを蓄積させやすく、心筋梗塞のリスクを高めます。

「善玉」コレステロール(HDL)を増加

米国心臓協会の別の研究では、赤酵母ライスの摂取によりHDLが平均14%上昇しました。HDLは血管内のプラーク形成を抑制し、心臓発作のリスク低減に寄与すると考えられています。

副作用が少ない

スタチン療法では肝酵素の上昇や筋肉炎、重篤な筋肉崩壊(スタチン関連筋痛・SAM)といった副作用が報告されています。米国国立補完代替医療センターの報告によると、赤酵母ライスは肝酵素や筋肉への影響がほとんど認められず、スタチンが使用できない患者にとって安全な代替品とみなされています。

以上のように、赤酵母ライスはLDL低下、HDL上昇、そして副作用の低さという三つのポイントで心血管リスクの低減に貢献すると期待されています。

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