小青竜(ショウセイリュウ)漢方薬:風邪・インフルエンザ・喘息に効く処方
「小青竜(ショウセイリュウ)湯」は、古代から伝わる代表的な漢方処方で、漢字では「小青竜湯」と表記します。中国では「Xiao Qinglong Tang」と呼ばれ、現在でも最も頻繁に使用される処方の一つです。主に「風寒」(西洋医学でいう風邪やインフルエンザの初期段階)に対して処方され、痰が透明で薄い場合に適しています。痰が黄色く粘稠になると「熱」のサインとなり、温める薬が必要になります。
体を温める
小青竜湯は、エフェドラ(麻黄)・桂枝・乾姜・細辛・五味子・牡丹皮・半夏・甘草を等量(約0.31オンス)配合した急性処方です。ほとんどの薬草は温性ですが、牡丹皮はやや寒性です。この処方は、風邪の初期に痰を分解し、症状を緩和することで高い効果を発揮します。風邪以外にも、熱を伴う咳・百日咳・結膜炎(ピンクアイ)・関節炎・肝臓の炎症にも用いられます。
風邪・インフルエンザの煎じ方
主な症状は、寒がり・微熱・汗が出ない・胸の閉塞感・くしゃみ・透明な鼻汁・喉のかゆみ・透明な痰の咳・舌が薄い白苔・脈が緊張していることです。これらの症状があるときは、小青竜湯の薬草を煎じて服用します。煎じるとは、薬草を細かく砕き、水で沸騰させて有効成分を抽出する方法です。数回に分けて沸騰させた液を飲むことで、油分や有機化合物を効果的に摂取できます。
喘息の緩和
小青竜湯は、喘息の治療にも長い歴史があります。エフェドラ(麻黄)は、かつて米国でも喘息治療薬として使用されましたが、現在は合成薬に置き換えられています。それでも、エフェドラを含む製剤は市販の鼻スプレーなどで一部利用されています。
