プシリウムとベントナイトで行う腸クレンズの全貌
歴史
ベントナイト粘土は古代エジプトでミイラ保存に利用されたほか、内外の浄化剤として長い歴史を持ちます。1888年にウィリアム・テイラーが商業化し「テイラライト」と呼ばれましたが、現在は米国ワイオミング州フォート・ベントンで採取されることが多く、米国が世界最大の生産国です。粘土はプシリウムと混ぜてシェイクにし、腸内での移動を助けます。
プシリウムとは
プシリウムはオバタモンコ(Plantago ovata)やプランテーンの種子から得られる水溶性食物繊維です。自然な緩下剤として働き、コレステロール吸収を抑制します。摂取時は大量の水(目安は1日8杯)とともに飲むことが必須で、朝食前と夕食後の30分前に服用するのが一般的です。1日2回以上の使用は下痢の原因になるため避けましょう。
ベントナイト粘土の特徴
火山灰が堆積してできたベントナイトは、灰色・黄色・クリーム色・緑・赤・茶・紫・青と多彩な色があります。北米大平原が主な産地です。水に溶かして内部摂取すると、消化管を通過しながら毒素を吸着し、体外へ排出します。粘土自体は消化されません。
がん予防との関係
1993年11月30日付の『Cancer Letters』に掲載された研究では、高脂肪・低カルシウム食に伴う大腸がんリスクを、プシリウムと小麦ふすまの摂取で低減できると報告されています。両者を併用するとさらに効果が高まりますが、食物繊維と大腸がんの関連性は研究によって結論が分かれ、再発予防には明確なエビデンスはありません。
使用上の注意
腸に異常がある方や最近腸手術を受けた方は、プシリウムやベントナイトの摂取で腸閉塞を起こす危険があります。特に水分不足は閉塞リスクを高めます。また、プシリウムはリチウムや抗生物質などの薬剤吸収を阻害するため、薬を服用した後2時間以内の摂取は避けてください。ベントナイトはビタミンやミネラルも吸着するため、摂取後1時間以内に栄養補給を行うことが推奨されます。
