ベッドバスの手順とポイント
1. 準備
必要な道具をすべて揃えます。
- 柔らかい洗面タオルまたは布
- 温かい水を入れた洗面器
- 石鹸またはボディウォッシュ
- タオル類(乾いたもの・濡れたもの)
- ガウンやバスローブ
部屋を暖かくし、ドラフトが入らないようにします。カーテンやドアを閉めてプライバシーを確保し、手順を説明して同意を得てから始めます。
2. 体位の調整
利用者を背中を向けて仰向けにし、快適な姿勢にします。平らに寝られない場合は、ベッドのヘッド部分を少し上げて調整します。肩の下にタオルを敷き、シーツを保護します。
3. 手洗い
作業前に必ず手を石鹸でしっかり洗い、清潔な状態にします。
4. 顔と首の洗浄
温かい水で濡らした洗面タオルに石鹸をつけ、優しく顔・首・耳を拭います。目に入らないよう注意し、清潔な濡れタオルで洗剤を洗い流し、柔らかいタオルで軽くたたくように乾かします。
5. 上半身の洗浄
腕を一方ずつ露出させ、下にタオルを敷いてプライバシーを保ちます。腕、脇の下、肘の間を中心に洗い、清潔な濡れタオルで洗剤を流し、たたいて乾かします。胸部・腹部も同様に洗い、皮膚の折り目は忘れずに拭き取ります。
6. 下半身の洗浄
腹部にタオルを掛け、足を一方ずつ露出させます。太もも、膝、足首、足全体を同じ手順で洗い、洗い流して乾かします。もう一方の脚も同様に行います。
7. 背中の洗浄
利用者が横向きに寝返りできる場合は、背中全体を洗い、肩甲骨や臀部をしっかり拭きます。寝返りが難しい場合は、長柄の柔らかいスポンジや布で背中に届くように洗います。
8. 性器部の洗浄
プライバシーを守り、丁寧に行います。
- 男性:濡れたタオルで陰部を優しく拭き、洗い流して乾かす。
- 女性:前から後ろへ向かって外陰部を拭き、細菌の拡散を防ぎます。洗い流し、乾かします。
9. 会陰ケア(必要な場合)
失禁や排便が困難な利用者は、専門家の指示に従って会陰部を清潔に保ちます。
10. 保湿
入浴後は、刺激の少ない保湿剤を全身に塗布し、乾燥やかゆみを防ぎます。
11. 着替え
清潔なガウンやバスローブを着せ、必要に応じてブランケットで覆い、快適さを確保します。
12. 片付けと手洗い
汚れたリネンは適切に処理し、作業終了後は手を十分に洗浄します。
全工程を通じて、利用者の尊厳・プライバシー・快適さを最優先に配慮してください。
