イラクサ(ネトル)の特性と利用法

ネトルとは?

イラクサは、触れると痛みを伴う刺痛が特徴の植物です。葉や茎の裏側にある細かい毛が、ヒスタミン、セロトニン、コリンなどの化学物質を放出し、刺すような感覚を引き起こします。通常は自然に治癒し、特別な治療は不要です。

  • 北ヨーロッパやアジアの北部原産で、現在は世界各地に広がっています。
  • 高さは約1メートルほどで、ハート形の葉が目立ちます。
  • 花は黄色またはピンクです。

利用法

歴史的にさまざまな医療目的で使用されてきました。

  • 1600年代イングランドでは、壊疽や風邪様症状に医師が推奨していました。
  • ネイティブ・アメリカンは筋肉痛やこりの緩和に利用しました。
  • 欧州大陸では関節炎の治療に用いられました。
  • 乾燥させて粉砕したものは呼吸器系の症状に、カプセル形態は花粉症の緩和に効果があると、メリーランド大学の研究で示されています。
  • 尿路系のトラブルにも使用されることがあります。

副作用・相互作用

薬剤との併用には注意が必要です。

  • 血液凝固阻止薬(例:アスピリン)や利尿薬、降圧薬の効果を弱める可能性があります。
  • 刺痛以外に、軽い胃腸症状(下痢、腹痛、吐き気)を引き起こすことがありますが、重篤な症状はまれです。

用量・摂取方法

目的に応じて抽出物の量は異なり、臨床試験でもまだ最適量が検討中です。

  • お茶として摂取する場合は、乾燥したイラクサの葉を沸騰したお湯に約5分間浸し、1日2杯程度を目安に飲むと良いでしょう。
  • 摂取時は十分な水分補給を心がけてください。

ハーブ療法 - 関連記事