アジアの薬草

アジア諸国では古くからハーブを薬として利用してきましたが、西側諸国では近年になってようやくその薬効が研究され始めています。中国では3,200種以上のハーブが鉱物や動物エキスと組み合わせて使用されています。米国でもハーブ療法が普及し、健康食品店や薬局、ハーブ医師の元でさまざまな処方が入手可能です。薬用ハーブは主にお茶、粉末、チンキ、シロップの形で摂取されます。

アストラガルス (Astragalus membranaceus)

アストラガルスは中国、モンゴル、韓国原産の多年草で、根が薬効の中心です。抗菌・抗炎症作用があり、創傷の外用薬としても利用されます。アダプトゲンとして様々なストレスから体を守り、免疫機能をサポートします。米国の研究では、化学療法や放射線治療で免疫が低下した患者の回復促進や寿命延長の可能性が調査されています。伝統中国医学では、風邪、インフルエンザ、発熱、アレルギー、喘息、慢性疲労、貧血、食欲不振、心臓病、腎臓病、肝炎、胃潰瘍など幅広い症状に用いられます。根はチンキ、カプセル、外用剤として、また臨床では注射でも投与されます。

高麗人参 (Panax ginseng)

中国で何千年も崇拝されてきた高麗人参は、卓越した回復力を持つとされています。歴史的には催淫剤や疲労、頭痛、健忘、結核、糖尿病、がんの治療に使用されました。2010年以降、現代のハーブ医師はストレス予防や刺激剤として処方しています。人参の根は生のまま、スープ、リキュール、お茶、エキス、粉末など様々な形で摂取できます。薬局や健康食品店でも入手可能で、他のハーブと組み合わせた処方にもよく用いられます。

カチップ・ファティマ (Labisia pumila)

カチップ・ファティマはマレーシアの女性に長く利用されてきたハーブで、出産促進や分娩時の痛み緩和に効果があるとされています。また、産後の子宮収縮促進、妊娠期間の延長、体力回復を助けます。下痢、リウマチ、淋病、膨満感、生理痛の治療にも用いられます。通常は水で煎じて飲料として摂取します。

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