妊娠をサポートするギリシャの薬草
古代ギリシャでは、女性の健康を守るために数多くの薬草が利用されてきました。妊娠予防から授乳促進、月経周期の調整まで、さまざまな場面で活用されています。本稿では、妊娠・出産をサポートする代表的な3種の薬草をご紹介します。
ディタニー (Dittany)
ディタニー(学名: Dictamnus)はクレタ島に自生し、ハーブティーとして利用されます。一部では催淫効果があるとされ、アリストテレスは『産科・婦人科』の著作で、砕いた葉を温かい水に入れた飲み物が分娩を助けると記しています。古来、陣痛開始を促し、分娩時の痛みを和らげるハーブとして広く用いられてきました。
赤ラズベリーの葉 (Red Raspberry Leaves)
赤ラズベリーの葉(Rubus idaeus)は古代ギリシャから現代に至るまで、世界中のハーブ愛好家に利用されています。熱いお茶や浸出液として飲むことで、妊娠しやすくなる、妊娠中の維持、子宮を引き締める、陣痛を助ける、便秘を軽減するといった効果が期待されます。現在はティーやカプセル状の粉末として手軽に摂取できます。
ブルーコホッシュ (Blue Cohosh)
ブルーコホッシュは古代ギリシャで使用され、子宮刺激作用が強いとされています。避妊や月経痛・子宮内膜症の緩和に効くとされ、妊娠末期には陣痛促進に利用されます。アルコール抽出したチ滴は子宮を引き締め、陣痛痛を和らげ、進行しない分娩を促すと考えられています。また、ブルーとブラックコホッシュを併用すると、出産後の出血止めや子宮口の閉鎖に役立ちます。有効成分が水に溶けにくいため、チ滴が最適な投与形態です。
