喫煙者におすすめのエルダーベリーの効果
ドイツの連邦研究所(Bundesforschungsanstalt)による最新の抗酸化研究では、エルダーベリーに含まれるアントシアニンがビタミンEやビタミンCを上回る抗酸化力を持つことが明らかになりました。アントシアニンは果実や野菜に色や香り、風味を与えるフラボノイドで、免疫機能を高めるサイトカインの産生を促進します。喫煙による活性酸素のダメージが懸念される喫煙者にとって、期待できる成分です。
エルダーベリーの種類
- ヨーロッパ種(Sambucus nigra)は古くから薬用・健康増進目的で栽培されてきました。
- アメリカ種は北米東部・中部に自生し、カナダのノバスコシアからフロリダ州、さらにはテキサス州まで広く分布しています。
喫煙と活性酸素
喫煙は心疾患、脳卒中、慢性肺疾患の主要因であり、肺・喉頭・食道・口腔・膀胱、さらには子宮頸部・膵臓・腎臓のがんリスクを高めます。米国国立衛生研究所(NIH)の研究は、喫煙に伴う多くの疾患に活性酸素が関与していることを示しています。煙中のラジカル濃度は大気汚染よりもはるかに高く、健康な組織でも「ラジカル媒介反応」が起こりやすくなります。これまでに多くの抗酸化物質が動物実験で化学発がん物質の影響から保護することが確認されています。
抗酸化フラボノイドと喫煙者
エルダーベリーのアントシアニンは血管や肺の機能改善に利用されています。ボストンのタフツ大学の研究では、エルダーベリーのアントシアニンが内皮細胞膜に速やかに取り込まれ、過酸化水素などの酸化剤から細胞を守ることが示されました。また、カリフォルニア大学の調査では、抗酸化フラボノイドを豊富に含む食事と喫煙者の肺がんリスクの関係が検証され、カテキンやクエルセチンを含むフラボノイド摂取が肺がん罹患率低下と関連していることが分かりました。
食生活にエルダーベリーを取り入れる方法
エルダーベリーを日常に取り入れるのは簡単です。生の実はシアン化物が多く、嘔吐や下痢を引き起こす恐れがありますが、乾燥果実、シロップ漬け、パイ、ジュース、サプリメントなど加工した形で安全に摂取できます。
