アマゾン熱帯雨林の薬用植物
アマゾン熱帯雨林は地球上の植物種の3分の2以上を抱える豊かな生態系です。その中には、外用クリームや内服薬として利用できる薬用植物が多数存在します。本稿では、代表的な3種をご紹介します。
カカオの木
カカオの木は、年間降水量が最低でも80インチ(約200cm)あり、高い湿度と平均気温が65°F(約18°C)以上の環境を必要とするため、アマゾン熱帯雨林に自生しています。カカオの実、種子、樹皮、葉は、様々な疾患の自然療法として利用されています。外用では湿疹、乾燥した唇、やけどの治療に、内服では咳止め、血圧降下、頭痛緩和に効果があると報告されています。
トランペットツリー(セクロピア・ペルタタ)
トランペットツリーは、先住民が何世紀も前から薬用として利用してきた樹種です。根に含まれる成分は創傷に塗布すると治癒を促進します。葉はそのまま擦り薬として炎症を抑えるパウチに使用でき、イボやたこにも効果があります。また、葉から作るお茶は喘息や呼吸器感染症の緩和に役立つとされています。
野生ヤム
アマゾン産の野生ヤムは、地下茎と根から抽出されるジオスゲニンという化学物質が、天然の避妊薬やホルモンバランス調整に利用され、現代の避妊薬の原料ともなっています。特に更年期障害の緩和に有効とされ、その他にも痛みや炎症を抑える効果があります。
