パッションフラワー(ハーブ)の特徴・効能・使い方ガイド
鎮静ハーブとして古くから不眠や不安の緩和に利用されてきたパッションフラワーは、脳内のγ-アミノ酪酸(GABA)レベルを上げる働きがあります。GABAは神経細胞の活動を抑制し、リラックス感をもたらします。
植物の特徴
パッションフラワーは北米東南部原産の多年性つる植物です。茎は約10メートルまで伸び、花は白い花弁5枚と青からマゼンタ色の萼片5枚を持ちます。果実は黄色または紫色の楕円形ベリーで、一部は食用可能です。
薬効・効能
パッションフラワーに含まれるフラボノイド(ケンフェロール、アピゲニン、クエルセチン、ルテオリンなど)は抗不安作用を示します。これらはがんやパーキンソン病の研究対象ともなっています。葉や茎は抗痙攣、発汗促進、鎮静、収斂作用があり、主に不眠症、過敏性腸症候群、月経前症候群の緩和に利用されます。また、背部の痛みを和らげるために脊髄の運動神経を抑える目的で浸出液として用いられます。鎮静作用は眠気を引き起こさず、依存性もありません。
調理・利用方法
乾燥した葉・花・茎を使用してお茶や浸出液を作ります。お茶の場合、乾燥ハーブ大さじ1を熱湯に入れ、10分間抽出してからこします。浸出液は乾燥ハーブ1/4カップを沸騰した水4カップに入れ、4時間抽出します。ベリーや花はサラダに加えても食べられます。
摂取目安
1日1〜3杯のパッションフラワーティーでリラックス効果が得られます。就寝1時間前に1杯飲むと不眠改善に効果的です。より強い効果を求める場合は、日中に浸出液を飲むとよいでしょう。チンキ剤としては、30〜60滴を1日3回服用します。
栽培情報
種子や根分割で簡単に栽培できます。野生株からの移植も可能です。やや酸性で排水性の良い土壌、日当たりの良い場所を好みます。
