中国ハーブとHIV感染症

HIV感染者の多くが、標準治療であるHAARTの副作用緩和や生活の質向上を目的に、中国漢方医学(CHM)を補完的な治療オプションとして利用しています。初期のエビデンスは、いくつかの漢方薬が抗ウイルス効果を持つ可能性を示唆しています。

シイタケはHIV-1増殖抑制に有効な可能性があります

重要性

AVERTの世界統計によると、現在3,000万人以上がHIV/AIDSと共に生活しています。

特徴

中国漢方医学(CHM)は、古代から続く包括的・予防的アプローチを特徴とする医療体系です。

種類

HIV患者が使用する代表的な漢方薬には、霊芝、シイタケ、舞茸などのキノコ類や、漢方処方「乾坤寧(チエン・クン・ニン)」があります。

考慮すべき点

コクラン協力機構は、CHMによるHIV治療の安全性と有効性について、より厳格な研究が必要と警告しています。しかし、パイロットや小規模な研究では、患者の生活の質向上やHAART(高度抗レトロウイルス療法)の副作用軽減、さらにはウイルス増殖抑制の可能性が示唆されています。

効果例

2007年11月に『Journal of Pharmacy and Pharmacology』に掲載された研究では、乾坤寧(スキュテラリア・バイカレンサス)が、HIV治療薬リトナビルによる腸管機能障害をラットで軽減したことが報告されています。

また、2003年11月の『Life Sciences』では、シイタケから単離されたタンパク質がHIV-1の複製を阻害する効果が示されました。

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