概要

ハーブやエッセンシャルオイルは、静脈の強化・余分な水分の排出・皮膚や組織の引き締めに働き、静脈機能不全に伴う症状を和らげる可能性があります。

静脈機能不全とは

静脈機能不全は、足の静脈弁が弱くなり血液が逆流しやすくなる状態です。その結果、足や脚のむくみ、静脈瘤(静脈拡張)が現れます。遺伝的要因だけでなく、妊娠、慢性肺疾患、甲状腺疾患、腎・肝障害、心不全などが原因となることもあります。

ヒマラヤチェストナット(馬栗)

馬栗はアジア、ヨーロッパ、北米に自生する樹木で、種子エキスは静脈壁を強化し、血液漏れによるむくみを抑えるとされています。Dr. Weil は、エキス中に有効成分エスキン(エスシン)が20%以上含まれることを推奨しています。

ブッチャーズ・ブルーム(ヤマブドウ)

地中海原産の低木で、昔は肉屋がまな板を清掃するために葉を使っていました。根や茎はハーブとして利用され、静脈機能不全の緩和に役立つとされています。血管を強化し、軽度の利尿・抗炎症作用が期待できます。市販の経口用エキスや、マッサージオイルに配合した形で入手可能です。

収斂作用を持つエッセンシャルオイル

収斂性のあるエッセンシャルオイルは炎症を抑え、組織を引き締めます。この作用により新たな静脈瘤の形成を遅らせる効果が期待できます。代表的なオイルはカレンデュラ、ビターオレンジ、ヒノキ、レモン、没薬、ペパーミント、スペアミントです。治療グレードのオイルをオリーブオイルやアーモンドオイルで希釈し、足や脚に塗布してください。

注意点

静脈機能不全は基礎疾患が原因となっていることがあります。症状が出たらまず医師の診断を受けましょう。馬栗やヤマブドウ、エッセンシャルオイルを使用する前にも必ず医師に相談してください。授乳中・妊娠中の女性は馬栗・ヤマブドウの摂取は禁忌です。また、エッセンシャルオイルを皮膚に直接塗布する場合も、必ず希釈し、医師の許可を得てから使用してください。