ホクシー療法(ハーブ治療)の概要と評価

治療の歴史

ハリー・ホクシーは1920年代に、口服用トニックと外用軟膏の2種類のハーブ製剤を開発し、これらは1840年に曾祖父が考案したと主張しました。トニックには甘草、レッドクローバー、バーベリー、バックホーン樹皮などが配合され、がんを治すとされました。外用軟膏は血根、塩化亜鉛、三硫化アンチモンを含み、外部腫瘍に使用されますが、成分の一部は有毒で腐食性があり、皮膚にやけどや瘢痕を残すことがあります。現在、米国では承認されておらず、メキシコでのみ入手可能です。

臨床評価

メモリアル・スローン・ケタリングが掲載した研究や米国政府の調査では、ホクシー療法の有効性は確認されていません。米国政府は400人の患者を対象にした研究で、治療はがんの進行に影響を与えなかったと報告しています。報告書「Hoxsey Method/Bio‑Medical Center」では、患者はがんで死亡したか、他の治療で完治したか、治療開始前にがんがなかったかのいずれかであると結論付けました。

米国がん協会(ACS)が実施した「Hoxsey Herbal Treatment」レビューでは、ホクシーが提示した77例を検証し、がん治療に対する肯定的な効果は認められませんでした。

米国国立医学図書館・国立衛生研究所の報告では、サンディエゴのリビングストン財団医療センターとメキシコ・ティフアナのバイオメディカル・センターを比較しました。5年間の追跡調査の結果、リビングストンセンターの生存率は14.5%、バイオメディカルセンターは11.4%でした。ただし、バイオメディカルセンターの患者データは完全に記録されていないため、正確な治癒率は不明です。

以上のエビデンスから、ホクシー・ハーブ治療はがんに対する有効な治療法とは認められていません。

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