ニームを使ったスキンケアと皮膚治療法

ニーム(Azadirachta indica)は熱帯アジア原産の樹木で、400年以上にわたりアーユルヴェーダやユナニ医学、ホメオパシーで利用されています。樹皮、葉、枝、種子油などすべての部位に含まれる140種以上の化合物は、免疫調整、抗炎症、抗真菌、抗菌、抗ウイルス、抗がん作用など多彩な治療効果があります。ここでは、ニームが皮膚に与える有益な効果と具体的な使用法をご紹介します。

スキンケア

インドでは、ニームの葉を浸した水で入浴し、体を清浄にし血液中の活性酸素や毒素を除去するとされています。葉、種子、樹皮から抽出したニームエキスは、石鹸、シャンプー、フェイス・ボディクリーム、ネイルポリッシュ、フェイスパックなどの化粧品に利用され、肌を洗浄し保護、コンディショニングします。

乾癬(かんせん)

ニームオイルは乾癬の皮膚を保湿し、刺激や痛みを和らげ、赤みや鱗屑を減少させます。ニーム財団の報告によると、口からニーム葉を摂取し、ニーム抽出物や種子油を外用した患者は、石炭タールやコルチゾンと同等の効果を示しながら、副作用(皮膚の薄化)を経験しませんでした。

真菌感染症

ニームの葉に含まれるゲドゥニンやニンビジドールは強力な抗真菌成分で、足白癬、円形脱毛症、カンジダ症、酵母感染、口腔カンジダなどを除去します。実験では、14種以上の皮膚真菌培養に対し高い毒性が確認されています。

白斑(びゃくはん)

白斑は自己免疫疾患で皮膚の色素が失われます。従来は日光療法やステロイドが用いられますが効果が限定的です。ニーム財団の研究では、1年間にわたり1日4gのニーム葉を経口投与し、さらにニームクリームとハーブを混合したものを色素が失われた部位に塗布し日光に当てた結果、90日後に患者の25%で色素が回復しました。

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