関節の健康をサポートするハーブとその活用法
歴史
『Traditional Chinese Medicine』(Henry C. Lu博士)によると、紀元前476年頃から中国でハーブ療法が関節の健康改善に用いられてきました。シャーマニズムに端を発するこの療法は、中国・日本・アフリカ・ネイティブアメリカンなど多くの文化で発展し、関節痛や炎症の緩和に効果的なレメディが多数あります。
関節炎に効くハーブ
Alan Keith Tillotson著『The One Earth Herbal Sourcebook』では、以下のハーブが関節炎と疼痛に有効とされています。
- フラックスシードオイル
- ミルラ樹脂(ミルラガム)
- ブロメライン
- ウコン根(ターメリック)
また、食事の栄養不足が関節炎を招く場合は、乾燥ジンジャー、麦芽若葉、アルファルファ葉などをサプリとして加えることが推奨されます。
ジンジャー(ショウガ)
1992年の研究(F. Kiuchi)で、ジンジャーの根は炎症性プロスタグランジンとトロンボキサンの生成を抑制し、関節炎を軽減することが示されています。『The One Earth Global Sourcebook』では、ジンジャーパウダーとハチミツを混ぜたペーストを摂取する方法が紹介されています。推奨摂取量は、乾燥ジンジャー500〜1,500 mgを1日3回までです。ジンジャーティーも手軽に取り入れられる方法です。
アルファルファ葉
アルファルファ葉には関節の腫れを抑え、関節組織を栄養し、ホルモンバランスを整える成分が含まれます。ただし、種子や若芽はサルで狼瘡(ループス)を誘発する可能性が報告されているため、狼瘡患者は使用を避けるべきです。Tillotsonは、アルファルファ葉を甘味液に溶かし、炭酸水で割ってトニックとして飲むこと、または錠剤サプリとして利用することを提案しています。
中国のハーブ処方「止痛錠」
Thomas Richard Joinerが『Chinese Herbal Medicine Made Easy』で紹介する「止痛錠」(別名:燕狐索止痛片)は、関節炎だけでなく胃痛や頭痛にも効果があるとされる複合処方です。中国のハーバリストはこの処方を関節の痛み緩和に用います。
これらのハーブは、医師やハーバリストと相談の上、適切な用量と使用方法で取り入れることが重要です。安全性が確認されたものでも、個人の体質や既往症に応じた注意が必要です。
