カスカラ・サグラダはどのように育つのか?

分布

カスカラ・サグラダ(アメリカブックソーン)は北米西部原産の樹木です。カリフォルニア中部の海岸からカナダにかけて分布し、特に太平洋北西部で多く見られます。湿った酸性の土壌を好み、河川や湿地、ワシントン州のオリンピック熱帯雨林などでよく育ちます。また日陰でもよく育ち、アルダー(ハンノキ)と一緒に生えることが多いです。

識別

カスカラ・サグラダはブックソーン属で最大の種です。落葉樹で、樹高は最大で約15メートル(49フィート)に達しますが、一般的には約8メートル(26フィート)程度の小木や大きな低木として見られます。樹皮は茶灰色で斑点模様が特徴的です。葉は濃い緑色で光沢があり、先が尖っています。裏面は淡い緑色で柔らかい毛が密生しています。花期は短く、目立たない小さな白や黄みがかった花が房状に咲きます。果実は鮮やかな赤いベリーが房状に実り、夏が進むにつれて濃い紫色に変化します。

生育条件

カスカラ・サグラダは湿潤で酸性の土壌を必要とします。日陰で風や直射日光から保護された場所に植えるとよく育ちます。土壌のpHは酸性(5.5〜6.5)が理想的で、必要に応じて酸性肥料で調整します。成長は遅く、できるだけ大きい苗木を購入すると移植後の定着が早くなります。根付けば耐寒性・耐腐朽性・害虫耐性に優れ、手入れはほとんど必要ありません。

成長サイクル

秋になると落葉樹であるカスカラ・サグラダは葉を落とします。冬は耐寒性が高く特別な管理は不要です。春になると新芽が出て、短い開花期を迎えます。花は小さく白または黄みがかった色で房状に咲き、初夏には散ります。夏にはベリーが実り、赤から紫へと色が変化し、9月頃に熟します。秋になるとベリーは自然に落下し、1つのベリーには3つの種子が入っています。

発芽と繁殖

野生では、鳥やクマがベリーを食べて種子を遠くへ運び、そこから新しい個体が発芽します。商業的には、種子から育てるのに時間がかかるため、接ぎ木で増やすことが一般的です。水はけの悪い土壌や池・小川の近くに植えることが多く、太平洋北西部の園芸店や苗木販売所で入手できます。ただし、他のブックソーンは外来種として規制対象になることがあるため、購入時は注意が必要です。

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