切り傷を癒す家庭療法

切り傷や皮膚の損傷は、化学成分が含まれる市販の薬品に刺激を受けやすい人が増えているため、治療が難しいことがあります。家庭で手軽に用意できる自然療法は、副作用や不快な反応を起こさずに傷口を保護し、感染を防ぎながら回復を促します。ここでは、身近に手に入る素材を使った効果的な切り傷の対処法をご紹介します。

  1. コンフリー(Comfrey)

    コンフリーは庭でよく見かける多年草で、根や葉に含まれるアラントインが細胞分裂を促進し、皮膚だけでなく骨や腱、粘膜の回復を助けます。新鮮な葉をちぎって潰し、出血した部分に直接塗布すれば止血と回復が早まります。乾燥させた葉や根を使った軟膏として市販品もあります。

  2. カレンデュラ(Calendula/マリーゴールド)

    鮮やかなオレンジ色の花をつけるカレンデュラは、抗菌・抗ウイルス・抗炎症作用を持つ成分が豊富です。市販のカレンデュラクリームを1日2回塗布するだけでも効果があります。自家製オイルを作る場合は、乾燥させた花を瓶に入れ、アーモンドオイルで満たして5週間置くだけで、オレンジ色に染まった抗菌オイルが完成します。

  3. ビタミン類

    ビタミンCはコラーゲン合成に不可欠で、傷の修復を促進します。ビタミンEは抗酸化作用があり、瘢痕形成を抑え皮膚の弾力性を保ちます。ビタミンEは食事やサプリで摂取できるほか、100IUのカプセルを開けてオイルを傷口に直接塗布すると効果的です。

  4. 亜鉛(Zinc)

    亜鉛は創傷治癒、紫外線からの保護、免疫機能に関わる必須ミネラルです。皮膚に多く含まれ、欠乏すると乾燥や発疹、潰瘍が起こります。牡蠣、かぼちゃの種、ジンジャー、くるみ、ブラジルナッツなどに豊富に含まれており、15 mgのサプリでも補えます。

  5. アロエベラジェル

    アロエベラの葉内部にある透明なゲルは、細胞分裂を促し、潰瘍の治癒、抗菌、抗炎症作用があります。出血が止まったら葉を縦に切り開き、ゲルを傷口に2〜3回/日塗布すれば、炎症の軽減と回復が期待できます。

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