ルゴールヨウ素の総合的な利用法
ルゴールヨウ素は、1829年にフランスの医師J.G.A.ルゴールによって開発された、ヨウ素5%、ヨウ化カリウム10%、蒸留水を主成分とする溶液です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に不可欠で、摂取不足は甲状腺腫(首にしこりができる)などの健康問題を引き起こします。
水の浄化
緊急時に飲料水を浄化するために、ルゴールヨウ素を1リットルの水に対し3滴加えます。ヨウ素は細菌、ウイルス、シストを死滅させますが、ルゴールヨウ素はヨウ素単体ではなく蒸留水とヨウ化カリウムで希釈されているため、浄化に時間がかかることがあります。
サルモネラ中毒
膨満感やガスがサルモネラ中毒によるものと疑われる場合、半杯(約120 ml)の水にルゴールヨウ素を6滴加えてよくかき混ぜ、飲みます。この処置は1日4回、就寝前と食後に3日間続けます。最初の投与後1時間以内に不快感が軽減されることが期待されます。
注意点
- ヨウ素にアレルギーがある人は絶対に使用しないでください。発疹、喉の腫れ、発熱などが症状として現れます。
- 妊娠中や授乳中の女性はヨウ素の必要量が増えることがありますが、経口または外用で使用する前に必ず医師に相談してください。外用の場合、皮膚から吸収され母乳に移行する可能性があります。
- 特定の薬剤やハーブとヨウ素は相互作用することがあるため、使用前に医師に確認してください。
- 肺水腫、気管支炎、結核の既往がある人は、医師の指示がない限り使用しないでください。
- 2007年にOTCとして販売が開始されましたが、メタンフェタミンの原料になる可能性があるため、FDAは販売制限を検討しています。
