せん妄震え(DTs)とは?重度のアルコール離脱症状の特徴と対処法

せん妄震え(Delirium Tremors、DTs)は、長期間の大量飲酒を止めた後、48〜96時間以内に現れる重度のアルコール離脱症状です。精神的混乱、興奮、そして全身の震えが同時に起こります。

主な症状

  • 混乱・認知障害
  • 方向感覚の喪失
  • 幻覚(視覚・聴覚・触覚)
  • 妄想(根拠のない固定観念)
  • 興奮・不安感
  • 全身の震え(振戦)
  • 多汗
  • 心拍数増加
  • 血圧上昇
  • 発熱
  • 痙攣

これらの症状は放置すると命に関わる危険があります。せん妄震えが疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

治療の基本方針

  • ベンゾジアゼピン系薬剤で興奮と震えを抑制
  • 点滴による水分・電解質補正
  • チアミン投与でウェルニッケ・コルサコフ症候群予防
  • 幻覚や妄想に対する追加薬剤の使用

適切な治療を行えば、数日以内に症状は改善します。ただし、一部の患者は記憶障害や認知機能低下といった長期的な後遺症を残すことがあります。

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