中枢神経系感染症の診断方法
1. 身体診察と病歴
医師は症状を確認し、意識レベル、神経機能、反射などを評価します。
2. 血液検査
・全血球計算(CBC):白血球増加が感染の兆候です。
・血液培養:血液サンプルを培養し、細菌や真菌の有無を確認します。
3. 腰椎穿刺(脊髄液採取)
腰部の椎間に細い針を挿入し、脳脊髄液(CSF)を採取します。CSFは白血球数、タンパク質、グルコース、細菌・ウイルスの有無を検査します。
4. 神経画像診断
・CT(コンピュータ断層撮影):X線で脳や脊髄の断面画像を取得。
・MRI(磁気共鳴画像):強力な磁場と電波で高解像度画像を作成。必要に応じて造影剤を使用します。
5. PCR検査
脳脊髄液中の特定微生物のDNA/RNAを増幅・検出し、原因菌を特定します。
6. 脳波検査(EEG)
頭皮に電極を装着し脳の電気活動を記録。異常波形は感染の可能性を示すことがあります。
7. 神経伝導速度検査
神経を刺激し、信号が筋肉に伝わるまでの時間を測定。特定感染による神経障害の評価に用います。
8. 生検
まれに脳や脊髄組織の生検を行い、組織検査で感染の有無を確認します。
検査の選択は症状、リスク要因、医師の判断に基づきます。早期に原因微生物を特定することが、適切な治療と管理に不可欠です。
