ゼオライトの医療用途
ゼオライトは、数百万年にわたり海水と火山灰が結合してできた無機の微細孔ミネラルで、世界中の鉱床に存在します。主に結晶性、葉状、繊維状の3種類があります。
結晶性ゼオライト
結晶性ゼオライトは、ミネラルであるクリノプチロライトを多く含み、医療効果が期待されています。クリノプチロライトはアルミノシリケートとシリコン酸化物からなる構造で、強力な抗酸化作用が確認されています。糖尿病や悪性腫瘍患者を対象とした臨床研究で、酸化ストレスの軽減が報告されています。
獣医学的利用
微粉砕したゼオライトは、長年にわたり獣医療で使用されています。クロアチアの研究では、犬の前立腺腫、乳腺腫、肺腫などのがんに対し、経口投与した結果、腫瘍の消失または大幅な縮小が認められました。キューバでは、クリノプチロライトを含む結晶性ゼオライトが家畜や馬の外傷治癒促進に利用されています。
がん治療
微粉砕ゼオライトにマグネシウムとカルシウムを組み合わせた「Megamin」という製剤が特許取得されています。クロアチアとオーストリアの男性患者が肺、前立腺、肝臓、腸のがんでMegaminをカプセルで服用した結果、症状が顕著に改善したと報告されています。
その他の利用
- 外用粉末として手術創や創傷の治癒を促進(オーストラリアのゼオライト製品サイト参照)。
- 潰瘍患者の安全な制酸剤として、また止瀉薬として有効。
- 尿路感染症のコントロールや歯のプラーク形成防止にも利用。
経口サプリメント
最近の研究で、天然ゼオライトの一種であるクリノプチロライトが免疫機能を高め、体内の抗酸化レベルを上昇させ、pHをアルカリ性に保ち、放射性物質やフリーラジカルを結合・除去することが示されています。一般的な摂取量は1日12〜16 gで、カプセルまたは粉末形態で販売されています。
