化学療法・放射線治療中の患者向け有機スキンケアガイド
化学療法・放射線治療中の有機スキンケア
化学療法や放射線治療では、刺激的で痛みを伴う発疹や、ひび割れ・はがれやすい皮膚のトラブルが起こりやすくなります。自然由来の成分で作られた有機スキンケアを取り入れることで、皮膚を保護し、回復を助けることができます。
基本的なケア方法
-
香料が入った入浴剤やボディケア製品は避け、オーガニックの保湿剤を使用してください。保湿剤は皮膚細胞に水分を補給し、最外層にバリアを作ります。このバリアが外部環境や天候から敏感な皮膚を守ります。
入浴後すぐにベビーオイルやミネラルオイルを塗布すると、オイルが皮膚に浸透し、潤いを閉じ込める保護層が形成されます。
唇は石油系または無着色のリップバームで定期的に保湿し、乾燥を防ぎましょう。
-
衣類は綿素材を選び、合成繊維やウール、粗い素材は肌に直接触れないようにします。合成繊維は乾燥や刺激の原因になることがあります。
洗濯は無香料の中性洗剤で行い、漂白剤や柔軟剤は使用しないでください。
-
屋外に出る際は、有機認証のUVカット日焼け止めと、長袖・長ズボンなどの防護服を着用してください。曇りの日でも紫外線は皮膚の光過敏反応を引き起こし、腫れや発赤、水ぶくれ、はがれにつながります。
-
香りのある石鹸や泡風呂、洗剤は乾燥・刺激成分が含まれていることが多いため、使用を控えましょう。
-
食器洗いや掃除の際は、必ずゴムやビニール製の手袋を装着し、手袋の下に薄手の綿手袋を重ねて肌への刺激を防ぎます。
-
1日あたり2〜3リットル(約2〜3クォート)の水や、カフェイン・アルコールを含まない飲料でしっかりと水分補給を行いましょう。
-
痛みや炎症が出た部位には、冷たい湿布や濡れたタオルで冷却し、症状の緩和を図ります。
医療チームへの相談ポイント
-
皮膚トラブルは特定の薬剤への感受性が原因の場合があります。用量の調整や代替薬への変更について、担当医に相談してください。
-
発疹やかゆみが出たら速やかに医療チームに報告し、今後の治療で同じ薬剤が使用された際に症状が悪化しないよう対策を立ててもらいましょう。
以上の有機スキンケアのポイントを実践し、化学療法や放射線治療中の皮膚をできるだけ快適に保ちましょう。
