体内の重金属をキレートで除去する方法
体内に蓄積した重金属はゆっくりとしか排泄されません。長年にわたって蓄積すると脳を含む各臓器に毒性が高まり、健康被害を引き起こします。こうした金属を迅速に体外へ排出するために、キレート療法(chelation)が開発されました。エチレンジアミン四酢酸(EDTA)は鉛、ヒ素、 水銀のキレートに有効で、頻繁な輸血後の鉄過剰にも使用されます。DMSAやDMPSは主に鉛中毒に用いられます。遺伝的に金属排泄がうまくいかない人は、特に重金属蓄積のリスクが高くなります。
キレート療法の手順
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まずは医師に相談し、便・毛髪・尿の検査で体内の重金属濃度を確認します。
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過去の職業歴や生活環境を医師に伝え、鉛塗料やヒ素・水銀蒸気への曝露、または大型魚類の過剰摂取など、リスク要因を評価してもらいます。
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キレート自体は専門医の管轄です。国や地域によって実施状況が異なるため、近隣の専門医を探しましょう。
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専門医の指導のもと、点滴によるキレート治療を受けます。体内の金属濃度に応じて、10回~20回以上の継続的な施術が必要です。金属は自然に排泄できないため、短期間での除去は期待できません。
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治療中・治療後は血中のビタミン・ミネラル濃度をモニタリングし、特にカルシウムの低下を防ぎます。
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治療間の栄養補給として、医師の指示に従いビタミン・ミネラルサプリを摂取します。キレートは微量必須金属も一時的に除去するため、疲労感や体調不良が起こりやすくなります。カルシウムは牛乳やオレンジジュースなどでしっかり補いましょう。
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全ての治療が終了したら、再度毛髪や爪の検査を行い、重金属濃度が安全レベルに低下したか確認します。
