副腎疲労(副腎不全)の検査と注意点
副腎疲労は、ホリスティックや代替医療の現場で用いられる診断名で、主に長期ストレスに起因するとされています。診断には1日を通して行う唾液または血液のコルチゾール測定が用いられますが、従来の医学では正式な疾患として認められていません。
定義
副腎疲労(一般的に「副腎不全」や「副腎ファティーグ」と呼ばれる)は、代替医療やホリスティック医療の実践者が用いる診断名です。彼らは、長期にわたるストレスが続くことで体内のコルチゾール分泌が低下し、身体がストレスに対処できなくなると説明します。一方、従来の西洋医学ではこの診断は正式なものとは認められていません。
症状
代替医療の観点で挙げられる主な症状は、極度の疲労感、不安やうつ、原因不明の体重減少、全身の疼痛、脱毛、意思決定や集中力の低下などです。これらの症状がある場合に、患者は副腎疲労の検査を受けることがあります。
唾液テスト
代替医療で最も一般的に用いられるのは唾液テストです。侵襲性が低く、患者は1日を通して4回程度の唾液サンプルを採取します。各サンプルはコルチゾール濃度を測定し、結果はほぼ即座に得られます。低コルチゾールと判断された場合、ホリスティック医師は補充療法や生活指導を提案します。
血液テスト
血液検査でもコルチゾールを測定できますが、針刺しが必要なため侵襲性が高く、患者の不安が結果に影響すると考える実践者もいます。そのため、ほとんどの代替医療医は唾液テストを優先します。
注意喚起
現在の医学界では副腎疲労は正式な診断基準として認められていません。メイヨークリニックは、代替医療の診断を盲目的に受け入れることへの警告を出しており、未診断の慢性症状は不安や恐怖を伴うと指摘しています。誤った治療は症状を悪化させ、本来の原因診断を遅らせる可能性があります。
