片頭痛の代替治療法
片頭痛は日常生活に支障をきたすほどの激しい痛みで、健康な人でも障害になることがあります。片頭痛日誌でトリガーを特定するのが有効ですが、トリガーを避けても症状が出ることがあります。天候など制御できない要因が関与する場合もあります。そのため、質の高い疼痛管理プログラムが重要です。
指圧(Acupressure)
指圧は体の特定のツボに圧力を加える方法です。片頭痛に効果的なツボは頭蓋骨の付け根やこめかみです。円を描くように優しく揉むことで、痛みを和らげることが期待できます。定期的に行うと発作の頻度が減少する可能性があります。
Migrastick(ミグラスティック)
ミグラスティックはアロマテラピー、指圧、冷却を組み合わせた新しい片頭痛緩和ツールです。ラベンダーとペパーミントのエッセンシャルオイルが入った小さなボトルに、転がすタイプのアプリケータが付属しています。こめかみ、額の中心、首の付け根にオイルを塗布し、円を描くようにマッサージすると、痛みが軽減されます。
冷却パッド
貼付型の冷却パッドやタオルで包んだ氷嚢を使用すると、頭部や首の後ろに冷感を与えて痛みを和らげられます。市販の「頭痛パッド」や、救急用テーピング用品のコーナーで「筋肉緩和パッド」として販売されているものが利用できます。
鍼灸(Acupuncture)
鍼灸は片頭痛の予防に広く用いられる代替療法です。専門の鍼灸師が細い針を皮膚に刺し、特定のポイントを刺激して緊張や毒素の除去を促します。初回は吐き気を伴うことがありますが、2回目以降は徐々に緩和感が得られます。ドイツのクリスチャン・アルブレヒト大学の研究でも、鍼灸が痛み予防に有効であることが示されています。
カイロプラクティック
カイロプラクティックは背骨や関節のずれを矯正し、筋肉の緊張を緩めることで片頭痛を軽減します。マッサージ、背骨の調整、背部の矯正を組み合わせた治療は、継続的に受けることで効果が期待できます。施術間は自宅でのセルフマッサージを行うと、より効果的です。
マグネシウム・食事・ビタミン
適切な食事とビタミン摂取は片頭痛の予防に役立ちます。トルコのエルジエス大学の2008年の研究では、マグネシウムの補給が発作予防に大きく貢献することが示されました。また、フィラデルフィアのドレクセル大学医学部の研究では、脂肪(オメガ3脂肪酸を除く)の摂取を減らすことで症状が改善されると報告されています。マグネシウムを含むサプリメントは有効成分として注目されており、フェーバーフュー(苦参)はプラセボ効果しか示さないとエクセター大学の予備的研究が指摘しています。さらに、銀杏(ギンコウ)は血液をサラサラにする作用があり、軽い外傷でも出血リスクが高まるため、医師は使用を警告しています。
