狂犬病の影響と症状
狂犬病は感染力の強いウイルスで、主に感染動物の唾液を通じて人に移ります。噛み傷や唾液が皮膚の傷口・粘膜に接触することが典型的な感染経路です。
生存率と予後
狂犬病の症状が出現した時点で、死亡までの期間は通常7〜10日と非常に短く、長期的な生存はほぼ不可能です。米国疾病予防管理センター(CDC)が記録した歴史的症例では、臨床症状を示しながら回復した人はわずか6例です。
死因
主な死因は脳炎(脳の炎症)または髄膜炎(脊髄の炎症)です。これらの炎症が進行すると、呼吸や循環機能が著しく障害され、致命的になります。
恐怖症(フォビア)
狂犬病患者はしばしば水恐怖症(hydrophobia)や空気恐怖症(aerophobia)を示します。水を飲むことや深呼吸に対する強い恐怖感が特徴です。
幻覚・興奮
脳の腫脹や炎症により、幻覚や興奮状態が現れます。言語が不明瞭になる(構音障害)や方向感覚の喪失(錯乱)も頻繁に見られます。
しびれ感(パレステジア)
腕や頭皮にチクチクした感覚(しびれ)が現れることがあります。これもウイルスが神経系に影響を与えるためです。
