河盲症(オンコセルカ症)
重要性
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オンコセルカ・ボルビウスは皮膚や筋肉の下に寄生し、最大15年間生存します。成虫は数百万の幼虫(ミクロフィラリア)を産み、全身に広がります。世界保健機関(WHO)によると、1800万人が感染し、そのうち約25万人が失明または視力が著しく低下しています。
症状
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黒ハエに刺された直後は症状が出ません。幼虫が成熟して体内に広がるまで9〜24か月かかります。皮膚には成虫が集まる部位に発疹が現れ、時間とともに皮膚の弾力が失われ、たるみや瘢痕、色素脱失(レオパルド皮膚)を起こします。眼に感染するとかゆみ、充血、光過敏が生じ、最終的に失明に至ります。
治療
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治療薬はイベルメクチンで、幼虫を麻痺させ成虫の産卵を抑制します。成虫自体は死滅させませんが、症状の進行を防ぎます。イベルメクチンは3〜6か月ごとに投与し、10〜12年継続することが推奨されます。皮膚変形が重度の場合は、寄生虫を完全に除去できる外科手術が有効です。
死亡率
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河盲症は世界で2番目に多い感染性失明原因です。直接的な致死性はありませんが、失明により平均余命が4〜10年短くなります。西アフリカの村落では約10%が河盲症による失明です。
予防
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ワクチンや予防薬はありません。黒ハエが生息する河川地域へ行く際は、長袖・長ズボンの着用と虫除けの使用が有効です。
