米国における有毒クモの咬傷と症状
米国で毒を持つとされるクモは、ブラックウィドウ(黒くびれ)とブラウン・リクルーズ(茶色の隠れクモ)の2種です。咬傷の症状は個人差がありますが、致命的になるケースは極めて稀です。いずれの場合も軽視せず、早めの受診が重要です。
ブラックウィドウの咬傷症状
咬まれた部位は軽い痛みと赤み、腫れ、焼けるような感覚が現れます。
続いて腹痛、筋肉痙攣、頭痛、発汗、目の涙、眼瞼浮腫、嘔吐、悪心、めまい、急激な血圧上昇、呼吸困難、胸痛、下肢の麻痺感などが起こることがあります。
高齢者や小児は重篤化しやすく、心臓疾患を持つ人は特に注意が必要です。症状が軽度を超える場合は速やかに医療機関を受診し、重症例には抗毒素が投与されます。
ブラウン・リクルーズの咬傷症状
初期はほとんど痛みを感じないことがありますが、最大8時間後に激しい痛みが出現します。
倦怠感、悪心、強いかゆみが続くことがあります。
重症例では水疱ができ、次第に潰瘍へと進行し、赤色や紫色の標的状(ブルズアイ)様の斑点が現れます。周囲の皮膚が壊死し、組織が露出することもあり、完全に治癒するまで数週間を要します。
まれに昏睡、けいれん、黄疸、腎不全などの全身症状が出ることがあります。咬傷が確認されたら直ちに医療機関を受診してください。
クモの見分け方
ブラックウィドウのメスは光沢のある黒い体に、腹部に赤い砂時計形(時計の形)模様があります。
ブラウン・リクルーズ(別名フィドルバック・スパイダー)は茶褐色で、背中上部にバイオリン形の模様があります。
どちらも倉庫、ガレージ、屋根裏、木材や石の山など暗く静かな場所を好みます。
いずれのクモに咬まれた場合でも、症状が軽度でも医師の診察を受けることが推奨されます。早期の適切な処置が合併症の予防につながります。
