茶色の世捨て人クモ(Brown recluse)とは

茶色の世捨て人クモ(Brown recluse)は、アメリカで最も危険とされるクモの一種です。刺激されない限り噛むことはありませんが、噛まれると重篤な症状を引き起こすことがあります。主に床近くの静かな場所や、使われていない木材、クローゼット、段ボール箱などに潜んでいます。子どもがいる家庭では特に注意が必要です。

サイズ

体長は約0.5〜0.75インチ(1.3〜1.9cm)ですが、個体差があります。噛まれた部位は炎症や腫れで、クモ本体の3倍以上に広がることがあります。

種類

外見が似ているクモは多数ありますが、茶色の世捨て人クモは独特のバイオリン形の背部と長い脚を持ち、淡い黄褐色です。北米には13種のリクルーズ属が確認されており、最も一般的なのが「\"ブラウン・リクルーズ\"」です。他にもアリゾナ・ブラウン・スパイダーやデザート・リクルーズなどがあります。

毒性と症状

必ずしも毒を注入するわけではありませんが、注入された場合は数時間後に大きく腫れ、炎症が広がります。吐き気や倦怠感を伴うこともあり、早期の治療が必要です。組織壊死が進むと皮膚に穴が開き、永久的な瘢痕や長期の治癒が残ります。放置すると壊疽(ガンコーン)に至り、最悪の場合は切断が必要になることもあります。

生息地域

主に米国の南西部と中西部に分布し、カリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコ、ネブラスカ、テキサスなどで多く見られます。オハイオ州や周辺州でも報告例があります。米国の下部半分に広く分布しています。

予防・対策

以下の方法で侵入や繁殖を防げます。

  • 「\"Big H\"」トラップなど、毒を使用しない捕獲器をクローゼットや隠れやすい場所に設置する。
  • 段ボール箱の代わりにプラスチック製収納箱を使用し、不要な衣類は密閉して保管する。
  • ベッドは床から離れたフレームに置き、ブランケットが床に触れないようにする。

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