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プロラクチンと下垂体腫瘍

下垂体

下垂体は脳のすぐ下に位置する豆粒大の臓器で、マスター腺と呼ばれます。前葉・後葉・中間葉の3つの部分から構成され、成長、性発達、腎機能など全身のさまざまな機能を調節する10種類以上のホルモンを分泌します。その中にプロラクチンがあります。

プロラクチン

プロラクチンは下垂体前葉で産生されるホルモンで、乳腺の発育や母乳の産生を促進します。また、一部の哺乳類では免疫機能にも関与しています。プロラクチンの分泌量が過剰または不足すると、標的組織の機能障害を引き起こすことがあります。

下垂体腫瘍

下垂体の細胞が異常に増殖すると腫瘍が形成されます。腫瘍がホルモン産生細胞を含む場合、過剰なホルモンが分泌され、他のホルモンのバランスが負のフィードバックにより低下します。

プロラクチノーマ

プロラクチンを産生する下垂体細胞の良性腫瘍をプロラクチノーマと呼びます。過剰なプロラクチンは乳汁の過剰分泌や乳腺の肥大を引き起こし、女性では不妊、月経不順、性欲低下などの症状が現れます。妊娠を希望する女性は特に注意が必要です。

診断と治療

血液検査でプロラクチン濃度を測定し、MRIやCTで下垂体の腫瘍の有無を確認します。治療は主にドパミン作動薬による薬物療法が第一選択で、腫瘍が大きい場合は放射線療法や外科手術が検討されます。適切な診断と治療は専門医に相談してください。

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