神経芽細胞腫とは何か
神経芽細胞腫は、交感神経系の細胞から発生する小児がんです。交感神経系は心拍数や呼吸、消化など体の基本的な機能を調節しています。神経芽細胞腫は体のどこにでも現れますが、主に腹部・胸部・頸部に発生します。
発生頻度と年齢層
神経芽細胞腫は乳児で最も多いがんで、5歳未満の子どもではがん全体の3番目に多い種類です。発症率は約10万人に1人です。
原因
正確な原因は不明ですが、胎児期の遺伝子変異が関与していると考えられています。家族に同様の病歴がある子どももいます。
主な症状
- 腹部痛
- 背部痛
- 下痢または便秘
- 呼吸困難
- 声がかすれる
- 原因不明の体重減少
- 発熱
- 倦怠感
診断方法
- 身体診察
- 血液検査
- 画像検査(X線、CT、MRI)
- 組織検査(生検)
治療法
- 手術
- 放射線療法
- 化学療法
- 免疫療法
- 幹細胞移植
予後
予後は診断時の病期と子どもの全身状態に左右されます。早期に診断・治療を行うほど、予後は良好です。
