ビーム化学療法(BEAM)とは?
BEAM化学療法は、血流を通じてがん細胞を攻撃する化学療法の一種で、特にリンパ腫の治療に組み合わせて使用されます。
特徴
BEAM化学療法は、リンパ腫などの治療に用いられる高用量化学療法で、幹細胞移植や骨髄移植の前に実施されます。移植により健康な細胞が補充されるため、通常よりはるかに高い薬剤量を投与できます。
名称の由来
「BEAM」は使用する4つの薬剤の頭文字です。カルムスチン(ビシヌ、Carmustine)、エトポシド(Etoposide)、シタラビン(アラビノシド、Cytarabine)、メルファラン(Melphalan)から名付けられました。
作用機序
高用量化学療法はがん細胞だけでなく正常細胞も破壊します。そのため、幹細胞や骨髄移植で新しい血球を再生させ、患者の免疫力を回復させることが不可欠です。
治療期間
BEAM化学療法は入院中に8日間連続で投与され、その後に幹細胞または骨髄移植が行われます。血球が回復し、退院可能になるまで入院が続きます。
投与スケジュール
治療は以下のように進行します。
- Day -7:カルムスチンを2時間点滴。
- Day -6〜Day -3:シタラビンを1日2回、30分点滴、エトポシドを1日1回、2時間点滴。
- Day -2:メルファランを30分点滴し、同時に大量の点滴で薬剤を洗い流す。
- Day -1:点滴は続けるが薬剤は投与しない。
- Day 0:中心静脈ラインから幹細胞を点滴投与。
