シタラビン(シタラビン)の副作用と対処法
シタラビンは、急性骨髄性白血病(AML)などのがん治療に用いられる化学療法薬です。数か月にわたり、点滴や静脈注射で投与されます。多くの化学療法薬と同様に、軽度から重度までさまざまな副作用が報告されています。
アレルギー反応
シタラビン投与中にアレルギー反応が起こることがあります。主な症状は以下の通りです。
- 背部の痛み、排尿・排便障害、混乱、極度の倦怠感、呼吸困難、胸痛
- 顔・口・舌・唇の腫れ、聴覚障害、発熱、頭痛、吐き気、首の痛み、しびれやチクチク感、四肢の筋力低下
- 注射部位の赤みや腫れ、嘔吐、視覚異常
血液・呼吸器系の副作用
シタラビンは骨髄抑制(骨髄機能低下)を引き起こしやすく、治療開始から4〜12日目に血球減少が顕著になります。通常は1か月程度で回復します。主な血液系の副作用は以下です。
- 赤血球・白血球・血小板の減少
- 発熱、貧血
呼吸器系の症状としては、息切れ、喉の刺激感、咽頭痛、呼吸困難が報告されています。
神経・心血管系の副作用
高用量投与時に小脳や大脳の毒性が報告されており、稀に小脳変性が起こります。比較的頻度の高い症状は以下の通りです。
- 神経炎、倦怠感、混乱、頭痛
- 血栓による静脈の腫脹、出血、心膜炎(心臓を覆う膜の炎症)
消化器・皮膚の副作用
消化器系では口腔や肛門の炎症、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢が見られます。重篤例として腸障害、口内炎、膵炎が報告されています。
皮膚に関しては、発疹、皮膚潰瘍、色素沈着、紅斑、かゆみ、時には蕁麻疹が現れます。症状が悪化したり長引く場合は医師に相談してください。
その他の副作用
肝機能障害(黄疸)、胸部や腹部の痛み、めまい、肺炎、敗血症なども報告されています。また、尿閉、腎機能障害、眼感染症、過敏症状(アレルギー反応)も起こり得ます。子供で高用量投与された場合、斑状発疹(マクルロパピラ発疹)が見られることがあります。
副作用が疑われる場合は、速やかに医療機関へ連絡し、適切な対処を受けることが重要です。
