アルカリがん治療とは?効果とリスクを徹底解説
アルカリダイエットとは
アルカリダイエットは、がん治療や予防を目的に、体内のpHバランスを「アルカリ性」に保つと主張する食事法です。酸性とされる食品を除き、アルカリ性とされる食品を中心に摂取します。
推奨される食品例
- ほうれん草、ブロッコリー、にんじん、セロリ、レタス、キャベツ、かぼちゃ、ピーマン、トマト、チリ、にんにく
- インゲン豆、キドニービーンズ、ひよこ豆、玉ねぎ(普通と青ねぎ)、しょうが、ナッツ、きゅうり、種子類、クミン、パセリ、バジル、コリアンダー
- オリーブオイル、スイカ、ライム、レモン、グレープフルーツ、スプラウト、ペスト、グアカモレ
避けるべき食品・飲料
- 乳製品、砂糖、肉類、たばこ、カフェイン、精製小麦、飽和脂肪、白米、白いパスタ
アルカリとがんに関する主張
アルカリダイエットの支持者は、体内が酸性に傾くとがんリスクが高まると考えます。酸性環境は腫瘍の増殖を促進し、アルカリ性環境は増殖を抑制すると主張し、食事でpHを調整すればがん予防や治療に繋がると訴えます。
pHを変えることは可能か
ハーバード大学付属のブリガム・アンド・ウィメンズ病院の医師は、人体は自己調節機能が高く、呼吸や排泄によって酸性・アルカリ性を自動的に調整すると指摘。外部からの食事でpHを大きく変えることは実質的に不可能としています。
研究結果
試験管内の実験では、酸性環境下で腫瘍の増殖が速く、アルカリ性環境下では化学療法の効果が高まることが示されています。しかし、これらはヒトを対象とした研究ではなく、食事が長期的に体内pHに影響を与えるという証拠はありません。
ダイエットがもたらすリスク
アルカリダイエットは多くの栄養価の高い食品を排除します。例えば、炎症抑制や免疫維持に役立つ脂質やオイル、ビタミンDの豊富な乳製品、免疫強化やタンパク質供給に優れた豆類などが制限されます。結果として、がん治療中の体力低下や免疫力低下のリスクが高まる可能性があります。
