パップテストで上皮細胞と白血球が多く検出されましたが、なぜでしょうか?

上皮細胞と白血球が多く検出される主な原因

1. 正常な生理的変化

月経周期:月経の特定の時期に、膣分泌物中の上皮細胞と白血球が増えることがあります。これはホルモン変動による正常な反応で、他に異常がなければ問題ありません。

妊娠:妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンが上昇し、子宮頸部の細胞代謝や白血球産生が活発になります。その結果、パップテストで上皮細胞と白血球が多く見られることがあります。

2. 炎症や感染症による増加

トリコモナス症(トリコモナス膣炎):トリコモナス・バギナリスという原虫が原因の性病で、膣の炎症と白血球の浸潤を引き起こします。

細菌性膣炎(BV):正常な膣内細菌バランスが乱れ、白血球が増加します。異常な分泌物や臭いを伴うことが多いです。

カンジダ症(酵母感染):カンジダ菌の過剰増殖により炎症が起こり、白血球が増えることがあります。

その他の性病:クラミジアや淋菌感染なども膣内炎症を引き起こし、白血球が検出されます。

3. 子宮頸部の構造的変化

子宮頸部外翻(子宮頸部外胚葉):子宮頸部の内側組織が子宮口を超えて外部に露出し、膣の酸性環境にさらされます。その結果、細胞の剥離が増え、上皮細胞が多く検出されます。

4. 異常細胞や前がん変化

不明意義の非定型扁平上皮細胞(ASCUS):がん細胞でも前がん細胞でもないが、形態がやや異常な上皮細胞です。炎症や感染、ホルモン変化が原因となります。

低度扁平上皮内病変(LSIL):ヒトパピローマウイルス(HPV)感染に伴う軽度の細胞変化で、前がん状態とみなされます。経過観察や追加検査が必要です。

5. 医師との相談が重要です

パップテストの結果は、個々の健康状態や既往歴、併発症状と合わせて総合的に判断されます。必要に応じて追加検査や治療が提案されるので、必ず担当医に結果を確認し、疑問や不安を伝えてください。

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