化学療法を受けているがん患者は、食欲不振や刺激の強い・脂っこい・濃い味の食べ物に対する過敏さを感じやすくなります。病中は栄養バランスの取れた食事が特に重要ですので、医師は特定の食品を過剰に摂らないよう指導します。以下の食品は大量に摂取すると、治療効果を阻害する可能性があります。
ビタミンCの過剰摂取に注意
ビタミンCは強力な抗酸化剤で、体内のフリーラジカルを除去します。一部の化学療法はがん細胞を破壊するためにフリーラジカルを生成する仕組みです。そのため、極端に大量のビタミンCを摂取すると治療効果を妨げる恐れがあります。食事に含まれる通常量のビタミンCは問題ありませんが、サプリメントなどで過剰に摂らないようにしましょう。
糖分の取りすぎは禁物
適度な糖分は健康的な食事の一部ですが、化学療法中に血糖値が急上昇すると、糖耐性の低下や血糖変動が起こりやすくなります。また、糖は全ての細胞のエネルギー源であるため、がん細胞の増殖を助長する可能性も指摘されています。甘い飲料や菓子類は控えめにしましょう。
赤身肉の過剰摂取に注意
化学療法はがん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を与え、骨からのカルシウム流出を促進することがあります。赤身肉にはカルシウムの吸収を妨げる成分が含まれるため、過剰に摂取すると骨密度低下のリスクが高まります。完全に避ける必要はありませんが、適量にとどめ、野菜や魚介類など他のたんぱく源とバランスを取ることが重要です。
