化学療法が歯と口腔に与える影響
背景
化学療法はがん細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃します。その結果、脱毛や倦怠感はもちろん、口腔内にも様々な影響が現れます。
合併症
口腔乾燥(口腔乾燥症)により唾液分泌が減少し、口内が清潔に保てず虫歯や歯周病が起こりやすくなります。
小児での長期的影響として、早期に化学療法を受けた子どもの歯は形態異常や欠損が見られることがあります。
治療
乾燥症対策として、フッ素入りマウスウォッシュやフッ素歯磨き粉の使用が推奨されます。歯が痛む場合は柔らかい毛先の歯ブラシ、または電動歯ブラシを利用すると効果的です。
免疫抑制状態では、詰め物などの歯科処置は感染リスクを考慮し、慎重に計画する必要があります。
予防
1日4回のブラッシング、フッ素マウスウォッシュと重曹・塩水でのうがい、十分な水分摂取を心がけましょう。
化学療法開始前に、必要な歯科治療をすべて完了させておくことが重要です。
類似の口腔症状
味覚変化、口内感染、出血、潰瘍、粘膜炎などが治療中に頻繁に見られます。徹底した口腔ケアが不可欠です。
