結腸がん検査の手順と選択肢
結腸がんは大腸や直腸の表面にがん細胞が増殖することで発生し、米国国立がん研究所によるとがん死亡原因の第2位です。早期発見のためにさまざまな検査が行われます。
大腸内視鏡検査(コロノスコピー)
消化器専門医が実施する大腸全体の検査です。検査前に鎮痛剤と鎮静剤を投与し、細く柔軟なチューブ(光源とカメラ付き)を肛門から挿入して大腸内を観察します。ポリープが見つかればその場で切除し、必要に応じて生検を行いがんの有無を判定します。
シグモイドスコピー
大腸内視鏡検査に似ていますが、下部大腸(S状結腸)だけを検査します。費用は比較的安価ですが、鎮静剤はほとんど使用されないため不快感が強くなることがあります。また、カメラの到達範囲が限られるため、遠位のポリープは検出ません。
便潜血検査(FOBT)
自宅で便サンプルを採取し、医師に提出する簡易検査です。便中の血液を検出することで、ポリープやがんの可能性を示唆します。血液が検出された場合は、追加で大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。
二重造影バリウム浣腸(DCBE)
放射線科医が実施し、バリウムと空気を腸内に注入してX線撮影を行います。バリウムが腸壁をコーティングし、空気で壁を分離することでポリープが可視化されます。ただし、検査中にポリープを除去することはできないため、異常が見つかった場合は後日大腸内視鏡検査が必要です。現在は他の検査に比べ使用頻度が低くなっています。
