手術が不可能なステージ4結腸癌の最適な治療法は?
治療法
ステージ4の結腸癌は、がん細胞が大腸にとどまらず、肝臓・卵巣・肺・腹膜など他の臓器へ転移しています。手術が不可能なケースでは、腫瘍の大きさや数、転移部位・速度などを総合的に判断し、以下のような局所的アブレーションが中心となります。
凍結療法(クライオアブレーション)
クライオプローブを腫瘍部位に挿入し、液体窒素または液体二酸化炭素で凍結します。凍結された腫瘍は自然に解凍され、死んだ組織は体内で吸収されます。大きな腫瘍でも多数の腫瘍でも適用可能です。
マイクロ波アブレーション
プローブを腫瘍に挿入し、マイクロ波で加熱してがん細胞を破壊します。凍結が難しい部位でも使用でき、効果は腫瘍の大きさや数に応じて複数回行うことがあります。
いずれの方法も、1回から数回のセッションで実施されます。副作用としては、疼痛・不快感・痙攣・出血・感覚障害などが報告されています。
補助療法(アジュバント療法)
アブレーションだけではがん細胞を完全に除去できないことがあるため、化学療法や放射線療法が併用されます。
化学療法
局所化学療法は、転移した臓器(例:肝臓)へ直接抗がん剤を注入します。一方、全身化学療法は血流を通じて全身に薬剤を届け、見えない転移細胞も狙います。主な副作用は、吐き気・嘔吐・便秘・下痢・倦怠感・脱毛・貧血です。
放射線療法
イオン化エネルギーでDNAを損傷させ、がん細胞を死滅させます。腫瘍部位や結腸自体に照射し、数回のセッションが必要です。副作用として、吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・排尿障害・炎症・皮膚刺激・出血が起こり得ます。
