大腸がん(結腸・直腸)のステージ別解説
大腸がんは大腸(結腸)に発生するがんで、直腸がんは腸の最終部にできるがんです。ほとんどは良性ポリープから始まり、放置すると悪性化します。大腸がん・直腸がんは0〜IV(Dukes)まで5段階に分類され、ステージとがんの位置に応じて治療法が決まります。
ステージ0(Carcinoma in situ)
癌細胞は粘膜内にとどまり、周囲の組織や臓器へは浸潤していません。
ステージI(Dukes A)
癌は粘膜下層や筋層(筋層下)まで浸潤しますが、リンパ節転移や遠隔転移は認められません。
ステージII(Dukes B)
癌は筋層を超えて周囲の組織に浸潤しますが、リンパ節転移はありません。近傍の臓器への転移は見られません。
ステージIII(Dukes C)
リンパ節転移が認められます。さらにIIIは以下の3つに分けられます。
- III A:少数(1~2個)のリンパ節に転移。
- III B:3個以上のリンパ節に転移、または腫瘍が結腸壁を超えて近傍組織に広がります。
- III C:多数のリンパ節に転移し、さらに遠隔臓器(例:腹膜)へも浸潤。
ステージIV(Dukes D)
遠隔転移が認められ、肝臓、肺、卵巣など他の臓器へ広がります。
米国国立がん研究所によると、2009年の大腸がんによる死亡者数は49,920人と推定されています。
