腺様がん(腺癌)の定義
腺様がん(腺癌)は、内臓の腺上皮細胞に発生する悪性腫瘍です。がんの中で最も頻度が高く、名称はその発生部位と特徴を示しています。リスク、原因、症状を理解することで、疾患の本質を把握できます。
癌の大分類
がんは細胞の種類に基づき、主に「上皮がん(カルシノーマ)」「肉腫」「リンパ腫」「白血病」の4つに大別されます。上皮がんは皮膚や体内臓器の表面を覆う上皮細胞から発生し、子宮、膀胱、消化管、各種管・導管などに見られます。
腺上皮細胞(Adeno)
上皮がんの中でも、がんが発生する上皮細胞の種類で細分化されます。代表的な4つは「扁平上皮」「腺上皮」「移行上皮」「基底上皮」です。腺上皮は体内のすべての腺組織を構成し、消化器官や腎臓、乳房など多くの臓器に存在します。そのため、腺上皮細胞に起こるがんは「腺様がん(腺癌)」と呼ばれます。
共通点
上皮がんは全がん症例の約85%を占め、腺様がんは特に乳房、大腸、前立腺、膵臓、胃、卵巣などに多く見られます。実際、腺様がんは大腸がんの主要な原因です。
特徴
腺様がんは「原発性」と呼ばれることがあります。これは特定の臓器で発生した場合(例:腎臓の原発性腺様がん)を指しますが、転移により他臓器に二次的に現れることもあります。転移した腫瘍細胞は、元の腺上皮細胞と同様の形態や分泌機能を保ちます。
診断と治療
画像診断では腺様がんは臓器の色調変化や形状異常として比較的見つけやすいですが、確定診断には生検が必要です。治療は主に外科的切除を行い、その後に化学療法で再発を防止します。
