結腸がんの治療法
症状
結腸がんは早期には症状が現れにくく、検出が難しいことがあります。がんの部位や大きさにより症状は異なりますが、主な症状としては腹部の痙攣や痛み、ガス、直腸出血、血便、排便時の痛み、倦怠感、体力低下、体重減少、便通の変化や便の形状の異常が数週間続くことがあります。
治療法の選択肢
外科医が提案する治療は、がんのサイズ、位置、ステージに応じて決定されます。手術が最も一般的な第一選択で、術後に化学療法や放射線療法が併用されることが多いです。
早期がんの手術
早期のがんは腹壁を切開せずに除去できることがあります。内視鏡的切除(内視鏡を肛門から挿入し腫瘍を切除)やポリペクトミー(がん化したポリープの除去)が代表的です。ポリープは加齢とともに増えることが多く、ほとんどは良性です。小さなポリープは大腸内視鏡検査中に除去でき、大きなポリープは腹腔鏡手術で除去します。腹腔鏡手術は小さな切開でカメラと器具を挿入し、モニターで手術部位を確認しながら行うため、回復が早く痛みも軽減されます。
切除術(レセクション)
大きながんの場合は切除術が行われます。がん組織とその周囲の正常組織を一定範囲で切除し、残りの結腸を再結合します。場合によっては一時的または永久的に人工肛門(コロストミー)が必要となり、腹壁に開口部を作り、糞は体外の袋に集められます。
その他の治療オプション
凍結療法(クリオセラピー)や高周波焼灼(ラジオ波アブレーション)は一部の結腸がんに有効です。進行がんでは分子標的薬が使用され、腫瘍の血管新生を阻害したり、細胞増殖シグナルを遮断したりします。
化学療法と放射線療法
手術後や手術が不可能な場合に化学療法・放射線療法が行われます。化学療法は増殖の速いがん細胞を薬剤で破壊し、放射線療法は高エネルギーX線でがん細胞を死滅させます。手術前に腫瘍を縮小させる目的でも併用されます。
