結腸がんと共に生きる
診断
米国がん協会によると、2008年に結腸がんは米国で最も多く診断されたがんのひとつです。そのため、あらゆるステージの患者に最適な治療法を見つけるべく、研究が活発に行われています。診断時のステージや予後にかかわらず、利用できる治療は必ず存在します。
治療
医師・看護師・病院スタッフは、結腸がん治療における重要なサポートチームです。治療法や仕事復帰の目安、病状に合わせた食事や運動プランについて相談できます。
栄養と食事
化学療法や放射線療法を受ける場合、食事は小分けにし、脂肪分を控えることで吐き気を軽減できます。栄養士は個々の状態に合わせた食事指導を行い、食欲不振や下痢への対策もサポートします。
大腸がん用の薬剤は下痢を引き起こすことがあります。下痢が起きたら、食物繊維・カフェイン・糖分・脂肪の多い食事や乳製品は控え、カリウムを多く含むバナナやジャガイモを摂取し、十分な水分補給を心がけましょう。
食欲が低下した場合は、食事中に散歩したり、友人と食べる、テレビやラジオを流すなど、環境を変えてみると効果があります。また、食欲低下に特化した料理本も利用できます。
手術後のケア
腸の手術を受けた後は、便通に注意が必要です。便が細くなる・通過が遅くなる場合は癒着や腸閉塞のサインになることがあります。異常を感じたらすぐに医師に相談し、必要に応じて薬物治療を受けましょう。術後は消化に負担の少ない淡白な食事を心がけ、体の回復を促します。
サポート
家族や友人からの情緒的な支援は、結腸がんと暮らす上で欠かせません。さらに、ソーシャルワーカー、カウンセラー、宗教指導者などの専門家に相談すると、金銭的支援や通院手段、在宅看護など具体的なサポートが得られます。
がん患者向けのソーシャルワーカーは、経済的援助や交通手段、在宅ケアの手配を支援します。医療機関で紹介されるがんサポートグループに参加すれば、同じ病気を抱える患者や家族と情報交換ができ、孤独感が和らぎ、実践的なアドバイスも得られます。
健康的な生活
病気のときでも、バランスの取れた食事と適度な運動は回復を助けます。医師から特別な指示がなければ、米国農務省(USDA)の健康食事ガイドラインに沿った食事を心がけ、体に必要なエネルギーと栄養を摂取しましょう。
ウォーキングやジョギング、サイクリング、スイミングなどの有酸素運動を、体調が許す範囲で継続することで筋力を維持し、体力低下を防ぎます。
