|  | 健康と病気 >  | がん | 結腸がん

進行結腸がんの治療法とは?

米国国立がん研究所によると、毎年10万件以上の新しい結腸がんが診断されています。早期段階では大腸内視鏡検査で腫瘍を除去でき、早期発見が予後改善の鍵となります。進行した結腸がんは外科手術と化学療法を組み合わせた多面的治療が必要です。

治療の基本方針

結腸がんの治療はがんのステージと患者さんの全身状態に応じて決定されます。ステージ0は粘膜内にとどまり、内視鏡で簡単に切除できます。ステージI〜IIIは腫瘍が腸壁を超えているか、リンパ節転移があるかで手術と化学療法が中心となります。ステージIVは遠隔転移があり、外科的切除が難しい場合もありますが、症状緩和や生命予後延長を目的とした治療が行われます。

手術

ステージI〜IIIでは腫瘍部位を切除する手術が標準です。腸の健康な部分が残っていれば、がん部分だけを切除し、残りの腸を縫合して結腸切除(コロノレセクション)を行います。腫瘍が広範囲に及んだ場合は、結腸全体を除去し、腹壁に人工肛門(ストーマ)を作る結腸造口術(コロストミー)を行うことがあります。ステージIVでは転移の有無により手術の適応が判断されます。

化学療法

ステージII・IIIの患者では手術後に化学療法が併用され、残存するがん細胞の根絶を目指します。主に5‑フルオロウラシル(5‑FU)を6〜8か月間投与します。ステージIVの治療では5‑FUに加えてオキサリプラチンやイリノテカンが使用され、薬剤の併用により効果を高めます。

放射線療法

放射線療法は腫瘍部位を局所的に破壊する目的で使用されます。特に進行がんや症状緩和(疼痛や出血の抑制)を目的とした緩和的放射線療法が行われます。

臨床試験

標準治療で効果が不十分な場合、臨床試験への参加が選択肢となります。新しい薬剤の組み合わせや最新の医療技術を用いた治療法が検証されており、将来的な治療の選択肢を広げる可能性があります。

結腸がん - 関連記事