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肺がんの最新治療法

2004年に肺がんは17万人以上の患者を死亡させ、最も致死率の高いがんの一つです。疼痛や不快感を軽減する治療法は既にありますが、医師はより効果的な治療法の開発に向けて研究を進めています。さまざまなステージの肺がんを対象とした臨床試験が行われており、本稿ではその中でも注目すべき試験や技術を紹介します。

リンパ節

医師は肺がんのステージ判定のためにリンパ節の生検を行うことが一般的です。現在、超音波を用いた診断精度向上を目的とした臨床試験が進行中です。内視鏡的超音波(EUS)は食道や胃を、気管支超音波(EBUS)は気管や肺にプローブを挿入して検査します。本試験は非小細胞肺がん患者を対象としています。

スクリーニング

肺がんのスクリーニング方法も研究が進められています。リスクが高い人を対象に新たな検査法が開発中で、バイオマーカーの活用が注目されています。バイオマーカーは痰、血液、肺組織のサンプル中の細胞変化を検出し、疾患の進行を早期に示すことができます。従来の症状発現後に胸部X線で診断するのではなく、症状が出る前に肺がんを発見できる可能性があります。

血液検査

化学物質がDNAに結合すると、DNAの配列パターンが変化します。がんや治療ごとに特有のDNAパターンが生じ、血液や組織サンプルから検出できると考えられています。現在、さまざまな肺がん治療後のサンプルを収集し、エピジェネティック・プロファイルと呼ばれるDNAデータベースを構築する試みが行われています。臨床試験への参加は本人の治療方針を直ちに変えるわけではありませんが、将来の患者の治療選択に貢献します。

ワクチン

Stimuvaxは新しいがんワクチンで、免疫系ががん細胞を認識しやすくする働きがあります。がん細胞はMU2分子を異常に産生しますが、通常は免疫系に認識されません。Stimuvaxはこの分子を免疫系に「教育」し、がん細胞への攻撃を促進します。非小細胞肺がん患者に対し、化学療法と薬剤併用後のメンテナンス療法として使用する臨床試験が計画されており、その有効性が検証されています。

CTスキャン

コンピュータ断層撮影(CT)技術の新展開により、肺がんの診断精度が向上しています。非小細胞肺がん患者は放射線治療を受けることが多く、その計画にはCT画像が欠かせません。しかし従来のCTは呼吸による胸部の動きで画像がぶれ、腫瘍の位置特定が難しく、正常組織にも放射線が当たるリスクがあります。4次元CT(4D‑CT)では呼吸サイクルに合わせた画像取得が可能となり、腫瘍の正確な位置を把握でき、放射線治療の精度と安全性が大幅に向上します。

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