進行肺がんの症状とサイン
肺がんは大きく分けて小細胞肺がん(SCLC)と非小細胞肺がん(NSCLC)に分類されますが、どちらでも共通する症状があります。症状は腫瘍が局所にとどまっているか(ステージIII)転移しているか(ステージIV)によって異なり、体の他のシステムへの影響も関係します。多くのサインはがんが進行してから現れ、早期発見は定期検診やスクリーニングで行われます。以下に、進行肺がんでよく見られる症状をまとめました。
呼吸器系の問題
- 持続的な咳が続き、時間とともに悪化します。咳の際に少量から大量の血痰が混じることがあります。
- 息切れや呼吸困難を感じ、肺の一部が塞がれているような感覚があります。
- 約25%の患者で胸部の鈍い痛みが生じます。痛みは肋骨の裏側、肺の周囲に限定されることが多いです。
呼吸器感染症
- 慢性気管支炎や肺炎が頻繁に起こります。これらは3週間以上続く炎症や感染として現れ、発熱、嘔吐、下痢、頻脈、疲労、息切れなどの全身症状を伴います。
- これらの症状は肺がんそのものではなく、感染症のサインとして捉える必要があります。
体重減少
- 進行がん患者の多くが原因不明の体重減少を経験します。がん細胞による代謝異常でエネルギー消費が増加し、食欲不振も重なるためです。
骨転移による症状
- ステージIVで肺がんが骨に転移すると、肋骨、脊椎、太ももの骨などに疼痛が生じます。骨折しやすくなるわけではなく、がんの転移を示すサインです。
脳転移による症状
- 視力障害(ぼやけ、歪み)や、体の片側に限定された筋力低下が現れます。
- 発作(けいれん)や認知機能の低下も見られることがあります。
その他の症状
- 全身の倦怠感や貧血がみられます。貧血のサインとして黄疸、濃い尿、皮下出血、腎機能障害などが報告されています。
